餅つきの準備
今年も残すところ、あとひと月とわずかとなりました。異常に暑かった日々が収まったかと安堵する間もなく急激に寒さも増し、急いで毛布を押し入れから出したり、厚手の衣類を引っ張り出したりと、もう少し季節の移ろいのスピードを緩めてもらいたいところです。
思い返せば今年はコロナ禍による様々な制限が緩和され、中止や休止していた行事やイベントが再開しコロナ前の日常が戻りつつあります。当町会や住区でも祭りや盆踊り等が復活し賑やかな雰囲気が戻りつつあります。
この日は来週(十二月第一週の日曜日)に4年ぶりに行われる当町会の餅つきの準備を行いました。
4基ある臼と7本の杵を点検しましたが、臼の1基に7~8ミリ程の割れがあり、この割れに埋め木をして補修します。そして臼と杵に水を張り来週に備えます。
今年も近隣の住区からガス機器を借りての餅つきとなります。私個人は薪を焚いて行う餅つきの雰囲気の方が好きですが、ガス機器の手軽さと後片付けの楽さには抗えません。
餅つきを行うと年の瀬の雰囲気が一気に押し寄せ、年内に片付けなくてはならない事柄が思い浮かびます。トラックと乗用車の車検、障子の張り替え、襖の補修、神棚の掃除と注連縄(しめなわ)の取り換え、仏壇の掃除・・・ 仕事と並行して年内にやり終える事が出来るのか、気持ちだけが逸(はや)ります。どうか無事に年越し出来ます様に。
※ 臼の素材はケヤキ(欅)、杵はケヤキ、カシ(樫)、ムク(椋)などが用いられる