第34回目黒区小型消防ポンプ操法演技発表会

若い頃は大きな行事の前は期待感や不安感でどこか落ち着かなく、フワフワした気分になる事があります。進学、就職、結婚などの人生の大きな節目や、旅に出る前日、商談に臨む前日などドキドキしたり、ソワソワしたり、どなたも経験があるのではないでしょうか。
50代も半ばを過ぎようかという自分には、その様な気持になる事は普段あまりないのですが、今回その様な気持ちにさせてくれる機会がやって来ました。第34回目黒区小型消防ポンプ操法演技発表会です。
前々回の日記にも書きましたが、思いっきりマイナーな競技ではありますが、参加するチームの中には2か月以上の練習を行い、真剣に取り組むところが多いです。なぜならこの結果により今後一年間、各町会の優劣が決まり優秀技能賞を受賞した町会は優越感に浸る事が出来、優良賞以下の町会はその自慢話の聞き役に回るからです。
などと面白おかしく書きましたが、実際には住区内の各町会(目黒区には82の町会・自治会が、22の住区内にあり、当中央町一丁目町会は鷹番住区にあり、他の5町会と共に地域の運営を担っています。)は仲間意識も強く特に防災関係部門は集まりも良く、活動も活発でまとまりもあります。それが故に真剣にこの大会にプライドをかけて臨んでおり、その結果に一喜一憂はしますが、大会が終われば各町会はその経験を地域の防災意識の向上に役立てています。
当町会も3週間の練習を積み万全の態勢で大会に臨みました。前日は最後の動作確認と、ポンプの清掃、当日の予定の確認を行い、私自身はユニフォームのアイロンがけと持ち物のチェック、ポンプ運搬のトラックの清掃をし、当日に向け準備を整えます。期待感や多少の不安感がもたらす何とも言えない気持ちはなぜか心地よく、新鮮な気分と共に何か懐かしい気分がします。
結果から申し上げますと、大会の成績は減点1の優良賞でした。(全32隊の内ノーミスの優秀技能賞は6隊、減点1~3の優良賞は16隊)夜は仲間と恒例となった反省会でミスを肴におおいに盛り上がり、来年こそはと捲土重来を誓い合い気勢を上げ、疲れの中にもとても充実した一日となった事が大きな収穫です。 来年こそはノーミスで優秀技能賞を取って祝杯をあげるぞ!
D級ポンプで優秀技能賞の鷹番一、二丁目町会の演技(手前側)
C級ポンプで優秀技能賞の三谷北町会の雄姿
※ 表題の画像を差し替えました