イエローポプラ

画像の材は『イエローポプラ』材です。
ポプラと言うと、初夏に綿毛に覆われた種子がフワフワと舞う『柳絮(りゅうじょ)』を思い浮かべるかたもいらっしゃるかもしれませんが、そのポプラとは全くの別の材になります。
『柳絮(りゅうじょ)』はヤナギ類全般に見られる季節の風物詩ですが、そのポプラは『セイヨウハコヤナギ』のことで、材としてはドロノキ(ドロヤナギ)と同様の利用となりますが、現在流通はほぼありません。
◎ドロノキ、ドロヤナギ、白揚(ハクヨウ) : ヤナギ科
~木材の工藝的利用より引用~
・材色白ク清潔ノ感ヲ越サシムルヲ利用ス ー 柳箸、房楊枝、燐寸軸木(※マッチ棒)
・材色白ニシテ強靭ナルヲ利用ス ー 経木紙、木片織(越中)、経木、ウードコットン(※ウッドコットン)
・材白色軽軟釘ノ利キ可ニシテ物ニ衝突シテ割レザルヲ利用ス ー 貨物包装箱殊ニ火薬箱
・炭質火薬ニ適スルヲ利用ス ー 黒色火薬原料
※ 明治時代の文献のため、現在では当てはまらない事柄もあります。
ドロノキは当店にも在庫が少しあります。ただし刃物による削り加工は刃物を痛めます、また表面に毛羽立ちが起きやすいのでご注意を。
表題の『イエローポプラ』材はホオ(朴)と同じモクレン科の材で、流通量も多く比較的安価でもあり、広く利用されています。(別名チューリップウッド、ユリノキ)
材はやや軽軟で肌目は緻密。加工性、塗装性、仕上がりも良好で、最近は技能検定の用材としても使用されているようです。
厚みのバリエーションも、4/4インチ(25㎜)、5/4インチ(32㎜)、6/4インチ(38㎜)、8/4インチ(51㎜)、10/4インチ(64㎜)とあります。(在庫はお問い合わせを)
『ポプラ』の呼び名からは、何か親しみやすいイメージがありませんか? おとなしい木目や、穏やかな色あい、入手しやすい価格などからもそうしたイメージを持ってしまいますが、いかがでしょうか?




