持ち込み材の加工

当店では、お客様の持ち込みされた材の各種加工もお引き受けしています。
この日はお客様が持ち込みされたケヤキの一枚板を両面プレーナー削り加工、および両面サンダー仕上げを行いました。サイズ 2,000㎜×約900㎜×48㎜
お客様がご自分でカンナ掛けをされたとのことでしたが、途中で断念され、当店に加工の依頼を頼まれました。表面にはカンナ掛け途中の跡と、割れに『木屎(こくそ)』を埋めた跡がありました。『木屎(こくそ)』は割れなどを埋めて補修するためのパテのようなもので、昔は米粒をよく練っておが屑を混ぜて用いていましたが、今は米粒の代わりに木工用ボンドを使ったり、専門のウッドパテや充填接着剤などがあります。
持ち込みされたケヤキ材(木裏面)
両面プレーナー削り加工した材(木表面)仕上がり厚み40㎜
さらにお客様のご希望で割れに『千切り(ちぎり)』を2か所入れることになりました。『千切り』は割れの広がりを防止する補強で、蝶々🦋の形の木片を埋め込みます。また、この『千切り』は視覚面でも材面にアクセントとして効果的な影響をもたらすと考えられます。
できればバランス的に3~4か所入れたいところですが、費用面との折り合いで2か所になりました。
木裏面は割れをさらに補強のため、ボルト締め加工を施します。(加工跡は埋め木しています)
ウォルナット材の『千切り』(塗装後がイメージできるよう千切りを濡れ色にしています)(表面塗装はお客様でされるとのことです)
厚みが40㎜のケヤキの一枚板(2,000㎜×約900㎜)はずっしりと重く、これからお客様のもとで『木屎(こくそ)』を埋める作業と表面塗装がなされると、お客様にとって愛着の湧く一枚となるのではないでしょうか。ぜひそうなるように願っています。




