暑中お見舞い申し上げます

暑い日が続きますが体調など崩されてはおりませんでしょうか。こまめに水分、塩分を取って熱中症にならない様お気を付けてお過し下さい。
当日記も一か月以上も手付かずになってしまい、もはや「月記」になりかねない状況です。今日配達したお客様からも日記の更新を促される有り様でした。当方の拙い日記を見て下さる方がいらっしゃる事はとても有難く、励みになります。これからも気ままにupして行きますので、よろしくお付き合いお願い申し上げます。(M先生、今後共ご指導ご鞭撻賜ります様お願いします。)
ところで、当店には固定のお客様だけではなく様々なご依頼のお客様がお見えになります。最近も少し面白いご依頼のお客様がお見えになりました。その方は、ある特殊な用途に使う作業台をお探しになられていて当店にお見えになりましたが、あまり詳しくならない程度に紹介いたしますと、
その用途に求められる条件として、
① 叩いて使うため堅い素材で割れや凹みが来ないこと
② ある程度の厚みや大きさがあること、ただし持ち運びできること
③ 表面に型取りのための窪みをつける事ができること
以上を考慮した時に、そういえば以前ケヤキの丸太の輪切りを鍛金(たんきん)の作業台にしていた方がいた事を思い出し、材を奥から引っ張り出してお客様に見てもらいました。
直径約500mm×厚さ200㎜のケヤキ材で表面は平らに仕上げてあり芯割れもなく、お客様の希望に叶う材でした。ただし、持ち運びには少し重かったため、お客様のご希望で製材を行っています。
まず大きさをご希望のサイズにカットし、厚さも半分(100㎜)に製材しました。
このケースではお客様のご希望の材が納品でき、こちらも普段とは違う面白い仕事が出来た事が強く印象に残りました。本当にありがたい事だと思っています。
ただ単に材木を販売するだけではなく、お客様の作品制作のお手伝いをさせてもらう、と言ったら言い過ぎかもしれませんが、そのような関係が築けるのならば、それこそ材木屋冥利につきる事だと思っています。