この日の仕事から
週明けの10日、11日は気温が異常に高く『災害級の暑さ』と報じるニュースもある程の酷暑でしたが、この暑さは13日頃まで続くとの事で、異常に汗かきの自分にはとてもつらいものがあります。なので日中の炎天下の作業はなるべく避け、朝夕の日差しの弱めの時間に作業をしております。それでもシャツは汗で搾れるほどになりますし、タオルはずっしりと重くなります。
この日はお客様の要望のサイズの材を揃えるために、新木場の製材工場におりました。
お客様はt4ミリ厚の材にレーザー彫刻を行うとの事で樹種は「カツラ」、「ホオ」、「ブナ(ビーチ)」の3種類をご希望でした。t4ミリ厚の削り仕上げはお客様で行うとの事ですが、その前段の薄板は既製品では適材がありませんので、製材を行い薄板を作ります。
「カツラ」はt12ミリの在庫材 『桂材の在庫のご案内』 参照
「ホオ」はt34ミリを厚み三枚割製材(8~10ミリ程度)
「ブナ(ビーチ)」はt19ミリを二枚割り製材(7~9ミリ程度) にします。
薄く製材をすると、材に反りが出ますが薄い材は反りも簡単に直せます。(幅反りは凸面を上にして平面上に置き日に当てる。ただしやり過ぎには注意)
昔は広葉樹の薄板(9、12、15ミリ)はいろいろありました。栗(クリ)、黄肌(キハダ)、栓(セン)、朴(ホオ)、桂(カツラ)などなど。現在は一部を除いてほぼ見なくなりました。それは需要がなくなった事が大きな原因ですが、材木屋としては『やりにくくなったなぁ』というのが正直な感想です。
※ 入用の方差し上げます
額縁:キズ、汚れあり
大-外形650×650ミリ、マット内窓470×470ミリ、深さ30ミリ
小-外形535×445ミリ、マット内窓400×310ミリ、深さ25ミリ
ご入用の方はご連絡の上、当店まで取りに来られたし m(_ _)m