在庫材のご案内
四月から埃にまみれながら進めてきた在庫の大整理も一段落し、これからこのH.P.上で順次ご案内していきたいと思っています。
一枚板、短尺材、唐木材、杢板、輸入材、突板など数が多く一度にはご紹介が出来ませんので、少しづつご案内いたします。ご興味を引いた材がございましたら、遠慮なく金額の問い合わせをしてください。廉価にての販売を考えています。
実のところ、この在庫の大整理を行ったのにはあるきっかけがあった為です。それは今年に入って近県の全く知らない材木店から連絡をもらった事が始まりです。電話口の方は『商売をやめるので在庫材を引き取って(買って)もらえないか』というものでした。こうした問い合わせは実は度々あり、私も興味三割、人助け三割、下心四割でお伺いするのですが、ほとんどの場合まともな材は残ってはなく無駄足に終わる事が多いのです。
今回もこれまでの経験からお断りをするつもりだったのですが、話を聞くと倉庫を早急に空けなければならない事情があるとの事と、こちらの仕事もヒマだったのでドライブがてら行ってみるかとなった次第です。(興味二割五分、人助け二割五分、下心四割、ドライブ一割)
着いてみるとかなり大きな倉庫でしたが、中に入ってみるとまともな材はほぼ無く、埃をかぶったツガ、スギなどの建材がほとんどでした。当店で扱える材はあまりなく、付き合い程度で材を引き取って来ましたが今回も無駄足となりました。(人助け三割、ドライブ三割、後悔四割)
色々と話をする中で、材を処分するにも費用がかかる事、材木の他にも機械や設備の撤去をしなければならないなど、商売をやめるのにも苦労が多いのだと知り少し同情の気持ちが起こります。
この事があって考えてしまいました。一人でやっている材木屋には、いずれ店をたたむ時期が来る。その時になってバタバタしても手遅れだと。体力的にも年々衰えは来ます。そういった考えもあって在庫を整理して、『求められる人に送り出したい』となった次第です。
在庫は祖父の時代の材もあり、材種、サイズ、形状などバラバラです。中には何の材種か分からない材もあり、完全には整理は出来てはおりません。これから少しづつご紹介して行く予定です。どうぞよろしくご参照下さい。
・表題の材 クリ(栗)厚盤 2000×470×180㎜(木表杢材)
・オノオレカンバ 2,250×600×75㎜ 割れあり(幅は長さの中央の寸検)・カバ 2,400×440×115㎜ (全面ギラ)・ケヤキ 2,100×350×45㎜ (バミあり)・ベニマツ(紅松) 2,000×610×34㎜・マツ (干割れあり) 2,250×440×45㎜・カツラ 1,800×740×60㎜ (幅反りあり)・カバ2,000×270×60㎜ (コブ杢、割れあり) ・カバ 2,700×400×60㎜(コブ杢)
・ケンポナシ 1400×450×34㎜、1,400×430×40㎜
・イチイ(一位) 2,800×400×45㎜
・ケヤキ 2,300×300×60㎜
・クスノキ 1,250×600×40㎜
・カヤ(榧)1,300×400×75㎜
・マホガニー 1,450×350×80㎜
気になった材がございましたらお気軽に問い合わせください。どうぞよろしくお願い申し上げます。