廃棄材?

二月に入り寒さが急激に強まり、各地の豪雪による交通障害などのニュースを見聞きします。東京では降雪は今のところありませんが、積雪に対する耐性は雪国に比べ全くないので、わずか数センチの積雪で交通の混乱や転倒事故が起こります。気象予報ではさらに強い寒気が予想されており各地の豪雪被害が心配されます。同時に東京でも積雪による混乱が起きないことを願いたいです。
今年は節分が二日にあり、我が家でも『豆まき』、『鰯のあたま』、『恵方巻き』を行いました。『豆まき』は少量を小声で撒き(近所に配慮)、『鰯のあたま』は竹串に鰯のあたまを刺して外に出しておきます。本来は柊(ひいらぎ)に鰯のあたまを刺して魔除けとするのですが、昨夏に柊が枯れてしまい竹串で代用しました。『恵方巻き』は新しい習慣として行うようになりましたが、世間のブームに乗っかっております。
この『恵方巻き』ですが、スーパーやコンビニなどで大量の売れ残りを廃棄するニュースを今年も見ました。大変もったいないことですし、なにか良い利用方がないのかと思ってしまいます。冷凍保存や日持ちの工夫ができるように食品メーカーには要望したいところです。
ところで材木業界では材木の廃棄はどうなっているのでしょうか?
以前の日記でも書きましたが、材木はとてもエコな素材です。☞(『材木雑感』)
製材の残りや建築廃材は、バイオマス燃料やチップ、木質系ボードの原料に、おがくずは、おが炭や菌床や動物の敷き床材としても利用されます。
当店でも残材は以前なら一斗缶やペール缶に空気穴を空けた簡易焼却炉で燃やしていましたが、近年は環境意識の高まりや近隣への配慮によりできなくなりました。現在は薪として提供したり、キッズ向けのアート教室に提供しています。
表題の写真はヒノキのカットした残材ですが、一回の注文で120個から150個ほど出ます。以前ならば焼却するのですが、それができない今はなにか良い利用法がないかと思案して捨てられずにおります。よろしかったらキッズアートスクールなどでお使いになりませんか?(もちろん無償です)