大鋸屑?鉋屑?

当店の仕事は単に木を販売するだけではありません。様々な樹種の中からお客様のご要望に沿った樹種をお勧めする、いわば木のコンシェルジュとでも言えることも行っています。
この日の作業は、木象嵌(もくぞうがん)または、寄木細工に使用する多色の材のプレーナー削り加工を行っておりました。
材は『黒檀(コクタン)』、『ウェンジ』、『槐(エンジュ)』、などの暗色系の材です。同時に別の注文で廻り縁(まわりぶち)に使う『秋田杉(赤身)』のプレーナー削り加工も同時に行いました。
『秋田杉』の削り加工はスムーズで香りも良く、比較的に楽な作業でしたが、『黒檀(コクタン)』、『ウェンジ』は材が硬いためにコンマ数ミリずつ調整して削っていかないと、きれいに仕上がりません。
表題の画像は左側が『秋田杉』右側が『黒檀』、『ウェンジ』等の木くずです。『秋田杉』は仕上り3,100㎜×15㎜×7㎜で20本分、『黒檀』、『ウェンジ』等は1,600㎜×70~120㎜×5㎜の材が13枚分の木くずです。45リットルのゴミ袋で2袋分になりました。
この木くずは『大鋸屑(おがくず)』と呼ぶのか『鉋屑(かんなくず)』と呼ぶのか迷いました。
見た目は『大鋸屑』ですが、自動カンナ盤の木くずなので『鉋屑』ではあります。ただ鉋屑のイメージは鰹節のような薄いペラペラのものを思い浮かべますのでちょっと違うかなと。
プレーナー屑とか、削り屑という場合もありますが、大所高所から『木くず』と呼ぶことにいたしました。
この木くずは廃棄処分になりますが、何か利用法がないかと考えてしまいます。仕入先の東北の製材所は、広葉樹の木くずはキノコの菌床に利用しているとのことでした。(針葉樹は向かないとのこと)
また、かなり前にはJRの駅でヒノキの木くずを階段や通路に撒いて掃除しているのを見かけましたが、恐らく吐しゃ物の臭い消しの目的だったのではと思いますが、現在でも行われているのでしょうか?
2色の木くずをじっと見ておりましたら、『きな粉』と『あんこ』に思えて、無性に甘いものが食べたくなったのは疲れていたからでしょうか。





