盛況の餅つき
師走とは思えない程の暖かい一日になったこの日は、恒例の中央町一丁目の餅つき大会が行われました。
この行事の為に2か月前から町会役員で綿密な打ち合わせを行います。予算を立て、購入品や役割分担を決め、行事進行の計画を立てます。広報の方法は町会掲示板のポスター掲示と、回覧板での周知を行います。
一週間前には臼や杵などの削り直しや、使用器具を用意します。今年の2月に他住区より譲り受けた臼と杵も出番がやってきました。☞『修繕(リペア)』
臼の表面に無数にあった干割れ(ひわれ)も水を張っておいた事で、しっかりと割れが塞がっていました。前日に水に浸しておいた30キロのもち米をガスボイラーで蒸します。(6段積みにしたセイロを一気に蒸していきます)この蒸しが不十分だと、このもち米を捏ねて潰す作業に非常に苦労します。出来上がった餅は婦人部の皆さんの手際よい調理により、『きなこ餅』と『大福餅』の2個セットにして来場された方に配られます。この日は220枚用意した整理券では足りない程の方が来場され大盛況となりました。(他町会の方もいらっしゃったかもしれませんが)
今回は特にお子様連れの若い家族がとても多かった印象です。普段は高齢の町会員に接する事が多いので、賑やかな雰囲気にこんなにも若い方がいらっしゃったのかと、役員一同も若返った気分になります。
若いお父さんが慣れない手つきで杵を臼にぶつけたり、小さな子供と一緒に餅をついたり、『お米からお餅ができるよ』とお母さんが子供に説明していたりと、笑顔と暖かい雰囲気を感じさせる空間になっていました。
準備した我々町会役員も、多くの方の楽しそうな表情に安堵し充実した気分になります。体力的な疲れは残りますが、明日からの仕事には気分よく望めそうです。