火の用心

火の用心

年末慌ただしくなってきましたが、ここしばらくまとまった雨が降らず乾燥注意報が出るほどで、時節柄、火の元には十分気を付けたいところです。

今年も町会では年末に『夜回り』を行います。いくつかのグループで『火の用心』と声をかけながら町会内をくまなく廻ります。この時期、周囲の町会でも『夜回り』を行うところは多く、拍子木を打ちながら地域の安全を見守ります。

先週の日曜日に、来年の『火まつり』時に使用するD級ポンプの点検と試運転を行い、合わせて『夜回り』時に使用する誘導棒(赤色灯)と拍子木も準備しました。この拍子木ですが長年荒く扱ったためか角がささくれてしまい、これではトゲが刺さりそうなので、手直しをすることにしました。同時に端材を利用していくつか新しく作ることにしました。

環孔材のケヤキやナラで作った拍子木は木目がはがれてしまったので、散孔材のハードメープル材を使うことにしました。また、白いメープルと合わせて紅白になる様に赤色系のアフリカンパドウクも使ってみました。

端材のメープル(300×40×40㎜にカット)堅い材のため切断時に黒くコゲ跡がつく火の用心端材のアフリカンパドウク火の用心アフリカンパドウク 240×45×45㎜にカット(切断時甘い香りがします)火の用心表面研磨加工及び面取りした材(右はかなり削った修理のケヤキとシラカシの拍子木)火の用心ヒモの通し穴を開けたところ火の用心ひとまず完了火の用心完成した拍子木を打ってみましたが、ハードメープルは乾いた高い音、アフリカンパドウクはさらに高い金属音に近い音、ケヤキは落ち着いた音、シラカシは良く響く音と感じました。(スミマセン語彙不足で表現が難しい)

最近の家屋は気密性、防音性に優れていますので、室内からは『火の用心』の掛け声や拍子木の音が聞こえないかもしれません。それでも夜回りをする事に意味があるのかと思われる方もいらっしゃるかもしれません。やっている我々も防火・防犯に効果があるのかはわかりません。ただ、年の瀬に町内の方々に安心して過ごして欲しい、無事に新年を迎えていただきたいという願いを込めて『火の用心』と声かけをしています。

どうか、夜回りを見かけましたら一声かけて下さるとありがたいです。それだけで町会全体が安全で素敵な場所になる気がしますので。

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