画像は長らく愛用している道路地図帳です。左が2015年版で右が2007年版です。新しい道路が開通したり市区町村名が変更になったりするので時期をみて買い替えますが、もうそろそろ最新版にしようかと思っています。

昔から道路地図帳を見ることは趣味のようなもので、見知らぬ土地へ行くときにはルートを調べたり、周辺の立ち寄りスポットを調べたりとあれこれ想像をしながら楽しんでいます。この地図帳をメインに、Googleマップのストリートビューや、ルート検索サイトや、カーナビで下調べをしますが、その時間は自分にとってはとても楽しいものです。

ルート検索サイトやカーナビは最短経路や到着予想タイムを示してくれますが、参考程度にするだけで必ずしもそれに従う訳ではありません。時には自分の予想とはまったく異なるルートを示してくる場合があり、感心すると同時に対抗心のようなものも湧き出てきます。機械との知恵比べは楽しくもありますが、大抵は後悔することが多かったように思います。

若い頃は、とにかく早く着くことにこだわっていました。遠回りしたり、道を間違ったりするとイライラしていたように思います。休憩もほぼ取らず、ただひたすら目的地に向かって進むことしか頭になかった。今思えば、なぜあんなに急いでいたのだろうか、よく事故を起こさなかったなと思います。

今も多少はその名残があるかもですが（充分、安全運転を心がけております）、運転途中の風景を楽しんだり、時には遠回りをして道草をしたりと、余裕をもった運転になったのかなと思っています。

ただ、若い頃のガムシャラな気持ちを否定するわけではありません。あの頃の夢を今もみます。ポジティブでもあり、ネガティブでもあり、大切な思い出です。

年齢とともに気持ちや態度も少しづつ変わってきたように感じます。進化なのか劣化なのかよくわかりません。それがわかるのにはまだ進み続ける必要がありそうです。

人生の最終目的地にはまだ少しありそうです。時に寄り道しながらゆっくりと向かうのもいいかもしれません。もちろんいい地図帳を持って。

※　『My Way』　1969　Frank Sinatra（フランク　シナトラ）