かます?
今年も残すところ2週間あまりとなりました。メモ帖に書き込んだ年内にすべき事柄を一つ一つ消し込む日々ですが、一方で年明けにすべき事柄をメモ帖の残り少ないページに書き込んでもおります。
寒さもグッと冷え込んだこの日は、年内にすべき事柄の一つの『薪作り』を行っていました。これは来年の『どんど焼き』(火まつり大会)の焼き芋用の薪で、焼き芋はかなりの数量を作る為に薪も大量に用意します。(余っても夏季の青少年キャンプなどで使えます)薪は当店だけでは数量を確保出来ないので、知り合いの材木店からも提供してもらっています。
年明けに行われる『どんど焼き』(第37回鷹番住区火まつり大会)は当中央町一丁目町会を含む鷹番住区の年頭行事で、先日も打ち合わせ会議が行われ、各町会の役割分担などが話し合われました。(☞『鷹番住区住民会議』)
会議の中で、各町会の役割を確認し中央町一丁目町会は焼き芋の準備、薪の用意をします。と言っても住区内には材木屋は当店のみですので当店が準備する事になります。
また、『どんど焼き』時に芯棒の竹の先端にダルマを飾り付け、火入れ後何分・何秒で落下するかというクイズを行うのですが、このダルマをあらかじめ探しておく必要があり(当日早朝の準備時には用意が要る)これも当店で提供する事になりました。このダルマですが、ずっと何年も当店で用意してきましたが、最近は(ある程度の大きさの)ダルマを飾る家は少なくなったのでしょうか。
さらに会議では『井口さん、かますも用意してもらえますか?』と言われ、一瞬混乱してしまいました。『かます?』はて何のことやら、他の参加者は何事もない様に次の議題に移ろうとしていましたが、この『かます』が何を意味するのか、頭に浮かんだのは大根と人参を細切りにした酢の物で、それは『なます』だろうし、魚の干物の事かなとか、それも『かます』ではあるけれどなぜ干物?などと考える間もなく、『スミマセン、かますって何ですか?』と聞いていました。
住区会長は『かます』は袋の事で、『どんど焼き』の灰を入れる為に用意するとのことでした。
調べると『かます』は『叺』と書かれ、元は藁を編んだ『むしろ(筵)』を袋状にしたもので、物資の運搬に用いられたとの事です。まだまだ知らない物事があるものだと感心したりで、とりあえずは藁の物の代わりに写真のガラ入れ袋を用意する事にしました。
『聞くは一時の恥 聞かぬは一生の恥』とは言いますが、もし知ったかぶりをして『かますの干物』を当日持っていったなら一体どうなったのだろうと想像してみました。でもそれはそれで干物をどんど焼きで炙りながら、みんなで大笑いしながら食べたかもしれませんね。
※ 第37回鷹番住区火まつり大会 令和7年1月12日(日) (雨天・強風時は13日に延期) 詳しくは鷹番住区住民会議HP参照下さい。