枝打ち体験のお知らせ
この日記で以前にもご紹介をいたしました『東京の木で家をつくる会』からの、枝打ち体験会のお知らせです。
ご興味のある方はぜひご参加をされてみてはいかがでしょうか。
申し込みは ☞『12/7山の木を育てる体験会申し込み』
『枝打ち体験』で思い出しましたが、かなり以前に美大の学生さんの卒制用に、スギの皮付き小丸太を納品したことがありました。Φ120㎜程度(末口)で長さ3,000㎜と4,000㎜の丸太を計10本用意し、それを様々な長さにカットし学校まで配達した覚えがあります。どのような作品だったか思い出せませんが、面白い使い方もあるものだと思ったものです。
この時のスギの皮付き小丸太は、ほぼ真っすぐで皮のはがれもない良材でしたが、価格がたしか一本数千円であまりに安いと感じたものです。当時は(20数年前)すでに日本の林業の衰退が言われて久しかったです。安価な輸入材によって国産針葉樹材の消費量の減少、林業従事者の高齢化や後継者不足による廃業など、儲からない産業と言われていました。マスメディアなどでは『荒廃する山林』などと当時から日本の林業の行く末を案じる事が伝えられていました。
日本の森林面積は国土の67%にもなります。そのうちの人工林率は40%になります。 (☞林野庁ホームページ)
森林資源を計画的に有効活用することは、国内林産業の維持、ひいては森林環境の維持に役立つと考えます。最近はマスメディアなどで、林業に取り組む若い方々の話題を見聞きします。また『東京の木で家をつくる会』など、地道に活動を行う方々もいらっしゃいます。
森林環境を良い状態に保つことは林産業だけでなく、観光や健康にも良い影響をもたらすのではないでしょうか。一材木屋として何かができる訳ではありませんが、こうして周知する事で興味を持つ方が一人でも増えればという気持ちでいます。