数日前、店先で檜の105ミリ角をカットしていると通りかかった人がその香りに反応してか、立ち止まってこちらを見たり、匂いを嗅ぐ仕草を見かけました。

檜に限らず、杉、松、ヒバなど香りのある材木はご存知の方も多いと思います。他にも香りのある材木は数多く、材木屋は樹種を判別する手がかりの一つとしています。

良い香りも、そうでもない香りの材もあり、様々な香りを嗅いできました。　これまで嗅いできた中でよい香りの樹種をあげると、

ビャクダン（白檀）、コウヤマキ（高野槙）、カヤ（榧）、ローズウッド、チーク、イチイ（一位）、ビャクシン（柏槇）、クス（楠，樟）などなど。

もちろんヒノキ（檜、桧）、杉、松、ヒバ（檜葉）もとても良い香りの樹種です。

人それぞれの香りの良し悪しの感覚がありますから、興味のある方は確かめてみてはいかがでしょうか。

＊　写真はイチイの両耳付き材