甘藷先生(青木昆陽)

朝夕の気温が肌寒くなり、秋の気配が感じられるようになってきましたが、季節の変わり目は体調に不調が出やすいので気を付けたいところです。
この日は定番の散策コースの『林試の森公園』から『目黒不動尊』へと初秋の空気を吸い込みつつ足を運んできました。
林試の森公園ではブナ科の樹木の下にはドングリが地面に大量に落ちており、形の良いものを選んでいくつか拾ってきました。(アベマキ、シイ、シラカシなど)
子供の時分はクヌギやコナラなどのドングリを拾い集めることが好きで宝物にしておりました。結局は捨ててしまうのですが、今でも大きな、形の良いドングリにはなぜか強く惹かれてしまいます。
この後訪れた目黒不動尊では甘藷(かんしょ:サツマイモ)で有名な蘭学者・青木昆陽(1698-1769)に因み、甘藷祭りが来週の10月28日に開かれます。

青木昆陽は目黒区民は小学校でよく教えられますので(今はどうだか判りませんが)なじみ深い人物です。江戸時代に飢饉の際、栽培の容易なサツマイモの普及に尽力した功績で知られ、晩年は目黒に住まい、そのお墓も目黒不動の裏手にあります。

サツマイモは手ごろな食材であり、料理としては焼き芋、天ぷら、大学いも、きんとん、サラダ、スイートポテトなどが思い浮かびます。薄切りにして揚げたイモチップスもいいですよね。今頃が旬の食材なので、おいしくいただきたいですね。
目黒区民としては甘藷先生に敬意を表して、今晩はサツマイモ入りの豚汁にしようと思います。(甘味があっておいしいです)





